◆前面パネル型ラジオ◆
このページはパネル型ラジオを取り上げています。
1950年代のアマチュア局の標準型です。箱入り型と同じで中身が見えないのが欠点です。 |
検波管は6AC7です。プレート負荷抵抗には100KΩを使用し出力管は6AG7です。コイルは4個使い、最高周波数のコイルはバリコンに直列に600PFを入れ30-18MHZにしてあります。 |
◇正 面◇
再生は同調コイルにタップを付け、カソードに繋いであります。再生の調整は検波管のSGの電圧を加減します。 |
◇後 面◇
再生用のタップは、再生を掛けない状態で、受信をして、最高の感度のSG電圧を記録します。そしてその電圧で再生が起きるようにタップを加減します。 |
球を取り替えて、AC-DCの切り替えを行います。この案はUSA National model SW-3を参考にしました。DCの時は1P5GT-1N5GT-1T5GT,ACの時は6K7-6J7-6J5、高周波増幅の球のSGにはACの時は50Kが入りDCの時は50Kをショートします。この切り替えは裏面のACコードと電池接続の交換プラグに付けてあります。 |
6AE6Gという球があります。規格をみると双3極管ですが、シャープカットオフとリモートカットオフで、ベース接続はG1が内部で接続されているというとても変わった球です。 |
どうやらこの球は6AF6Gと組み合わせて使うようなので、5球スーパーを改造して使いました。中間周波増幅の6D6を6F7に替え、中間周波増幅と低周波増幅そして検波はSD-46を使用し、6ZDH3Aのところに6AE6Gとしました。 |
球が1本増えたので出力にはヒーター電流が少ない6G6Gを使いました。6AF6Gと6AE6Gを2本でEM34/6CD7の1本と同じになります。ただ6AF6Gは短いので、取り付けには便利です。 |
使用球:6K8-6SG7-6S8-89-1V
今まで使わなかった6K8をコンバーターに使いましたのでコイルは自作、このコイルは中波用に1個そして短波2バンドを1本のボビンに巻きました。 切り替えスイッチはショートバー付きが無いので、1回路余分に使い使っていないコイルを接地しています。発振コイルが空芯のこともあり、デップメーターに結合しにくくて調整は大変苦労をしました。 6S8は2-3極管にもう1つカソードが独立の2極管があり、ANLが付けられます。 2極管のANLは雷の音には効果があります。 |
<2004.10.16>