◇電池管の高2受信機◇

 以前頂いたダイアル目盛り付き3連バリコンが使い道のないままころがっていました。
 手持ちのコイルを調べてみると“あさひ通信”のコイルが目に留まり、これを活用できないかと考えていたところ、高周波2段増幅ラジオを思いつきました。早速、必要なパーツをジャンク箱などから探し出して組み立てることにしました。


◇あさひ通信のコイル◇


大変お粗末な作りのコイルです。


 以前頂いたダイアル目盛り付き3連バリコンが使い道のないままころがっていました。
 手持ちのコイルを調べてみると“あさひ通信”のコイルが目に留まり、これを活用できないかと考えていたところ、高周波2段増幅ラジオを思いつきました。早速、必要なパーツをジャンク箱などから探し出して組み立てることにしました。


◇ダイアル板とシールドされているバリコン◇


古い戦前の部品です。


 高周波2段増幅というと高2というラジオになりますが、このラジオに必要不可欠なのは、端子間にシールドがある旧型のバリコンです。
 それと、もう1つがコイル用のシールドケースで3個必要です。このコイルケースとバリコンの入手は難しいのですが、これが揃えば高2を組み立てることが出来るでしょう。勿論、コイルやバリコン間のシールドを細工すれば可能です。


◇セット前面◇


バリコンは中央に配置


 前回は、コイルのシールドケースを使わずに高2を作り、発振に大変手を焼きましたので、今回は定石のコイルにシールドケースを使いました。
 コイルは、あさひ通信の高1コイルを1組と、もう1組のRFコイルを使いました。このコイルはお粗末な作りですが、ケースに入れてしまうので気になりません。
 グリッドバイアス用にCR2106,3Vの古品を使いました、電流は流れないので電圧があれば使えます。


◇セット後部◇


コイルの配置がポイントです。


 球はG管を用いました。最初1M5Gをシールドケース無しで使ったところ発振してしまいました。この為、内部シールド付きの1E5GPを使うことにしました。


◇回 路 図◇



  グリッド検波の再生付きにしたので5球スーパー並の感度が得られました。
 コイルのシールドケース、低周波トランス、バリコン、出力トランスとシャーシ上は満員ですが、内部はがらあきです。


◇上 部 か ら◇


部品点数が少なく、内部はガラガラです。


 【感  想】 グリッド検波の再生付きにしたので感度が良く5球スーパー並です。 コイルのシールドケース、低周波トランス、バリコン、出力トランスとシャーシ上は満員ですが内部はがらあきです。


<2009.06.13>