昔の作品であり、忘れてしまったことも多々ありますが、当時のメモ帳から拾い出してみました。これは、アマチュアでも製作ができ、簡易的に調べるには良いかと思います。 |
掲示板で話題になったので、急遽Qメーターの回路図を作成してみました。
目 的: これは、中古のコイルやIFTが使えるかどうかの判定用です。
発振回路は2連バリコンが要りますが、コルピッツが便利です。周波数カウンターと、手持ちのコイルを組み合わせて簡単に出来ます。 220-500KHZのコイルは2.5mH,中波はTV用のピーキングコイル、その他もガラクタ箱から出てきたコイルを少し巻き数を変えて使いました。 回路図の訂正: 発振用の2連バリコンの容量は、10PF,360PFという親子?バリコンです。コイル切り替えスイッチは、ショートバー付きです。 C1のトリマーはセラミックの200PF 真空管電圧計: メーターの感度が230μAなので、フルスケールが2.6Vです。校正は手持ちのミリバルが最高200KHZなので、100KHzで行いました。 |
正 面
Qの校正: 正確なQメーターをお持ちの方から、Q=100のコイルを戴き、入力1Vの時にメーターの指示が100になるようにC1のトリマーを合わせました。
フルスケールが2.6Vなのでコンデンサーの容量が50PFではありません。 同調用のバリコンがベーク絶縁の400PFmaxです。これでは容量が不足なのと、短波ではバリコン自体のQが心配です。 測定時、もしコイルが接続されていないと(断線など)メーターが振り切れます。100MΩの抵抗をバリコンに並列に入れるべきです。 メーターは100μAが適当です。いずれ取り変える予定ですが、校正が面倒であり、そのままにしてあります。 真空管電圧計に使った12J7は入力容量が大きく、バリコンのストレートともで、バリコンの最小目盛が28PFです。UN-954などが適当でしょう。 使用感: 割合便利です。本来のQの測定以外でも、455KHZを発振させ、適当なチョークコイルをつなぎ、バリコンを回すと、455KHZに同調するコンデンサーの容量が判ります。規格不明のアンテナコイル、発振コイルも同調する周波数範囲がすぐに判ります。 |
後 部
<2005.02.08>