昭和23年にアポロがSMTの13M,15Mを出しました。
これはベースなしで13Mは3極、15Mは5極 でフィラメント電圧は1.1Vで乾電池からレオスタットを直列に入れて電圧を下げて使うものでした。 PDFファイルで当時の広告を見ることが出来ます。 |
◇アポロのサブミニチュア管◇
値札シールは当時のもの・・・
その後フィラメント電圧は1.4Vになり、ベース付き(ミニチュア管と同じです。)も出しました。
アポロではサブミニと書いていますが、実際はアメリカのサブミニの直経が9mmに対し、少し大きな11mmになっています。 アポロとパームはアメリカ型のsmtの規格表もあるようですが、残念ながら見たことはありません。 |
◇製作したラジオ◇
使用球は17MSF-15MFS/1T4FS-15DMSF-15PM
ひょんな事からこのサブミニチュア管に似合いそうな電池管用のIFTを頂きましたので、ラジオを組み立ててみることにしました。
普通のIFTでは小型のサブミニチュア管とバランスが取れませんし、かといってTr用のIFTでは・・・ 相変わらずの手抜きシャーシですが、有効利用というかそんな感じで進めました。 球のサイズがサイズなのでもっと小型に出来ますが、バーアンテナに合わせてシャーシサイズを決定です。 |
◇サブミニチュア管とIFT◇
小型のIFTが似合います。
当時は、スーパー用に1R5相当の17M、1S5相当の15DM、3S4相当の15PM、そしてそれらの球のSFシリーズが出ました。
16Mも雑誌に載りましたが、17Mに変更になったようです。この球が集まったので、このスーパーを作りました。 ところが電源を入れても働きません。調べると15PMはフィラメントの中点が引き出されていないので2.8Vでしか働きません。 また、15Mは発振してしまい、あれこれやっても手がつけられず、1T4SFを入れたところ無事に働きました。恐らくこの15MはCpgが大きいのでしょう。 |
◇フロント側から◇
◇制作した回路図◇
<2020.07.18>