◇UX-222を使ったラジオ◇

 さりげなくオークションであれこれと真空管眺めていましたら珍しいエレバムの222が出ていました。
働かなくても良いので飾っておくつもりで購入しました。


◇今回のの回路図◇


球は高齢の高一ラジオです。

 手にした222を磨いて眺めているうちに、この球を働かしてみようと欲が出て来ました。
222はフィラメントが3.3Vです。他に3.3Vの球の手持ちは199と120がありました。
高周波増幅に222、検波222、増幅199、出力120と決めました。


◇正   面◇

パワーがないので当時のようにホーンスピーカーを並べて雰囲気を楽しみました。


 低周波増幅に使用した199は201Aと同じ時期の球ですからかなり高齢です。
こんな古い球を使う私も古い人間でござんしょうかね。古い奴こそ新しいものを欲しがるもんでございます。 (どこかで聞いたようなセリフだな・・・・)
120はEp:135V,G1:-22.5V,OP:0.11W, 222はGm500マイクロモーとST管とくらべても一桁下です。
おかげてシールドケースを付けなくても発振しませんでした。
そして120はグリッドバイアスが大きいので199と120の間には1:3のトランスを使います。


◇斜め後部◇

120はパワーがないので普通のラジオみたいに大きな音が出ません。



ところで、肝心のエレバムの222は働かないのでRCAの222になってしまいました。
そして120での音量は物足りません。
なにしろホーンスピーカーの時代の球ですから、もっとパワーをなどと欲を出してはいけません。


※ホーンスピーカーはダミーで雰囲気だけです。


<2021.12.23>